2024年11月21日(木)、ワシントンホテルにて、日本側および台湾側の関係者が一堂に会し、デフリンピックとWDTSG(WORLD DEAF TRIPLE S GAMES)2025に向けた重要な協議を行いました。
本会議では、参加条件、準備プロセス、台湾の成功事例の共有、そして今後のアクション項目について詳細に話し合い、大変有意義な意見交換が行われました。
以下、協議内容の要約をご報告いたします。
日時: 2024年11月21日(木)
場所: ワシントンホテル
出席者
【日本側】
下防、小島、原島、大西、原口
【台湾側】
台湾デフスポーツ協会
事務総長 趙 氏
チャオ氏
国際部長 カンチェン氏
デフリンピック、WDTSG2025に向けた協議
1. デフリンピック参加条件について
・5カ国以上の参加が必要
・男女両部門での登録が必須
・聴力55デシベル以上
・継続で最低でも4年1回の国際大会開催の実績が必要
2. デフリンピック参加までのプロセス
・協会設立後、一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会への加入が必要(台湾も同様)
・加入後、毎年数回開催されるスポーツ委員会への定期参加が求められる
3. WDTSG 2025開催に向けた準備事項
・選手の個人参加は不可。国代表理事の承認が必要
・日本ろうあ連盟を通じた通知後、各国代表が参加可否を決定
※SNSを通じた一般募集も検討
・2025年の開催に向け、全日本ろうあ連盟スポーツ委員会の太田氏への事前相談、報告が必要
4. 台湾の事例紹介
・毎年ワールドデフスポーツ大会を開催
・大会の1年前に政府への助成金申請実施
・台湾デフスポーツ委員会の資金を選手派遣・関連費用に活用
・日本-台湾間のろうあ連盟協定(21競技)に基づく交流
・強化合宿サポート
・年1回の幹部間意見交換
・ろうあ連盟非加盟団体からの依頼は原則的に断っている
5. 今後のアクション項目
・太田氏への連絡を調整
・日本デフサップ協会設立準備状況の再確認
・世界デフ陸上大会に向けた準備
・ロゴマークや組織名称の早期決定
・次のデフリンピックイベントまでの準備完了を目標
・次回会議での進捗と詳細の共有
これまでの歩みを支えていただいた皆さまのご厚意に深く感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。